肺がんの初期には、風邪に似た症状が出るのが特徴です。そのため、肺がんを風邪をひいただけだと思い込んで、発見と治療が遅れてしまうことがあるようです。肺がんの早期治療のためにも、血痰や長く続く咳などの初期症状を見逃さないようにしましょう。肺がんには、自覚症状の出やすい肺門方と、症状の出にくい肺野型の種類があります。
肺門型は気管支に近い部分に肺がんができるため、初期症状に咳が続くというものがあります。続いて血痰が出ることもあり、この痰にはがん細胞が含まれていることもあるようです。さらに、風邪をひいたときに見られるのとよく似た症状が続きます。声がかれ、体がだるく、食欲がないために体重が減少することがあります。
咳が止まらないこともあって、このような初期症状に風邪薬などで対処しつづけて、肺がんの発見が遅れてしまいがちになるのです。風邪の症状だと思っていても、なかなか治らない、いつもと違うような気がする時は、風邪薬を飲み続けるのではなく、肺がんの可能性も考慮して医師の診察を受けましょう。
しかし、肺野型の肺がんは初期には自覚できる症状がありません。がん健診などで発見されるまで、肺野型の肺がんにかかっていると気づかないのが一般的です。日頃からがん検診によるレントゲン検査などを受けていれば、早期に発見することができます。
逆に、自覚症状の出やすい肺門方は早期の段階ではレントゲンで発見できないこともありますから、レントゲン検査の時には医師の説明をきちんと受けておくことが大切です。