大きく分けると、肺がんには4種類のタイプがあるとされています。肺がんはタイプによってがんのできる場所やその特徴が異なりますし、治療法も違います。肺がんだと診断された場合は、自分の肺がんがどのタイプのものかを知って、正しい治療法で対処できるようにしましょう。
1.腺がん
肺がんのほぼ50%が腺がんだといわれます。喫煙の習慣がない人や女性に多い肺がんのタイプです。病巣は肺の奥にできて、形が唾液腺など腺組織に似ているため、腺がんと呼ばれています。
2.扁平上皮がん
肺がんの30%前後を占めるがんのタイプです。皮膚などの偏平上皮に似た形です。喫煙者に多い肺がんで、気管支に近い部分の肺門部にがんができます。家族に肺がん患者のいる人では、この扁平上皮がんにかかる確率が高いとされています。肺がんの家族歴があるなら、がん検診を定期的に受けるなどの予防をしておくのが大切です。
3.小細胞がん
肺がんの15%から20%がこの小細胞がんです。病巣が肺門部にできるのは扁平上皮がんと同じですが、進行する速度が速いという特徴があります。転移することも多く、定期的ながん検診で状況を把握しておく必要のあるがんです。
4.大細胞がん
肺がんの中では少数派のがんです。末端近くに病巣ができて細胞も大きいのが特徴のがんです。進行が早く、転移しやすい上に再発する確率も高いため、とても危険な肺がんだとされています。しっかりと回復するまでにくれぐれも気を付けることが大切なのです。