肺がんを発症する原因といえば、誰でもタバコを思い浮かべるでしょう。実際に肺がんを発症した患者のうち、男性の70%、女性の20%は喫煙の習慣がある人です。タバコでダメージを受ける気管支に発生する肺がんは、扁平上皮がんと小細胞がんで、この2種類は特に喫煙との関連性が高い肺がんだといえるでしょう。
タバコを吸っていた期間の長さは、それだけ肺がんに罹患する確率を上げます。より肺がんにかかる危険性が高いのは若いうちから喫煙の習慣があった人ですから、気をつけなければなりません。また、タバコを吸う量も問題です。一日に一箱以上のタバコを吸う習慣がある人は、喫煙しない健康な人に比べて肺がんの発症率は7倍以上になるといわれ、それが咽頭がんになると90倍以上の確率であるということです。
がんにかかる危険性を考えると、健康のためにもタバコを止めることは重要だといえるでしょう。タバコを吸わないからといって、肺がんにならないと安心することはできません。タバコの害は喫煙者だけにとどまらず、その周囲にいるタバコを吸わない人にも受動喫煙という形で害になるからです。
空気中に広がったタバコの煙を吸うことで、健康に害を与えます。家族の中でタバコを吸う夫を持つ、タバコを吸わない妻は肺がんにかかる率は2倍だそうです。受動喫煙の害は、乳幼児突然死症候群を招いたり、心筋梗塞の原因にもなることがわかっています。肺がんをはじめ、自分と家族の健康のためにもタバコをやめる決心をしましょう。